Brigaシュートゥリーが目指すもの
目指したのは「本当に使える」シュートゥリー
BRIGAを企画するエス・アイザックス商会は、シュートゥリーを企画販売して25 年以上。
コロニル、ディプロマット、マーケン等のブランドで数十万足のシュートゥリーを販売してきた会社だからこその込めた思いがあります。
変わる靴、変わらないシュートゥリー
シュートゥリーを企画販売して25年、この間に日本で履かれる革靴には様々なフォルムの変化、変遷がありました。
「靴が変わったのにシュートゥリーは25年前のままでいいのか?」
その疑問がBRIGA シュートゥリー オックスフォードタイプ開発の原点です。
ローファー専用のシュートゥリーがない
ローファー、スリッポンは、近年はビジネスシーンでの着用も浸透、著名ファクトリーの高品質なローファーも人気を博しています。
しかし、人気の定着と裏腹にローファーには専用のシュートゥリーが無く、
紐靴のために作られた甲の高いシュートゥリーや汎用性の高いシュートゥリーが妥協して使われているのが現状です。
「そろそろローファーに専用のシュートゥリーが必要なのではないか?」
ここからBRIGA シュートゥリーローファータイプは始まりました。
ブーツ用シュートゥリーに必要なもの
ブーツを楽しむ方が重視する靴のフォルムは、紐靴・ローファーと同じではありません。
「履きジワを楽しむ」「ソールの反りも大切なフォルム」このような違いや、
筒の高いブーツで特に重視すべき通気性や着脱のしやすさを追及したら、
今までに無い形のブーツ専用シュートゥリーが出来上がりました。
サイドスプリットは本当に必要か?
多くのシュートゥリーに当たり前のように施されているサイドスプリット。
従来の当社が企画・販売しているシュートゥリーにも採用している仕様ですが、
今までの当たり前を時には見直しながら新しいシュートゥリーは創られました。
サイドスプリットのデメリット、不要な点
・必要なのは甲の履きジワを伸ばすこと=縦のテンションであり、横に伸ばす必要は無い。
・磨いたり、ホーンで擦る時にスプリットの跡が響く心配がある。
・スプリットの加工、部品の分コストが抑えられ、価格が抑えられる。
以上の理由から、BRIGA シュートゥリーはサイドスプリットを採用していません。
テンションのかかり過ぎを見直す
シュートゥリーで靴をパンパンにしてしまう、縫い目に負担をかけてしまう、
紐靴の羽が大き過ぎるシュートゥリーにより開いてしまっている、
そんな例がシュートゥリーを入れたお客様のお靴を拝見すると、頻繁に見られます。
フィットの不要な部分にはゆとりのあるフィッティングにこだわった結果、
BRIGA のシュートゥリーは従来のシュートゥリーよりも細身に仕上がっています。
初めは物足りなく感じられるかもしれませんが、過度なテンションを排除した時にこそ取り戻せる、
靴が本来持つ美しいフォルムを実感していただけることでしょう。